心房細動早期発見
広島県 心房細動早期発見プロジェクト
脳卒中・心不全・認知症予防へ
地域のつながりを活かす、新しい心房細動スクリーニング
早期発見・早期治療で、健康寿命を延ばす
心房細動は、日本人の高齢化に伴い増加している不整脈です。自覚症状がないまま進行することも多く、放置すると脳梗塞、心不全、認知症といった重篤な病気を引き起こすリスクが高まります。しかし、早期に発見し適切な治療を開始することで、これらのリスクを大きく軽減し、健康な生活を長く維持することが可能です。
広島県では、県民の皆様の健康寿命延伸を目指し、広島県脳卒中・心臓病等総合支援センターを中心に、県内の歯科医院やかかりつけ医と連携した「心房細動早期発見プロジェクト」を開始しました。これにより、これまで健康診断等で心電図測定の機会がなかった方々にも、気軽に心房細動スクリーニングを受けていただける機会を提供します。
心房細動スクリーニングの3つのメリット
特別な準備や着替えは不要です。両手で握るだけで心電図が測定できる簡易型心電計を使用し、たった30秒間で検査が完了します。普段の歯科受診や診察の「ついで」に、気軽に心房細動のチェックができます。
検査で得られた心電図データは、専用の安全なクラウドを通じて広島大学病院に転送され、複数名の循環器専門医チームが分析・判定します。これにより、心房細動の兆候を早期に捉えます。
心房細動が疑われた患者さんには結果を伝えるだけでなく、必要に応じて循環器専門医が治療状況を聴取し、広島大学病院、地域の循環器専門医、かかりつけ医、かかりつけ歯科医が連携して診療にあたります。脳梗塞予防のためのお薬の処方や、適応のある患者さんには心房細動を根治するカテーテル治療の選択肢を提供し、ガイドラインに即した治療の開始をサポートします。
あなたの街のかかりつけ医・歯科で心房細動を早期発見!
テレビ派!で紹介されました
センター啓発動画
あなたの健康寿命を、地域全体でサポート
この心房細動スクリーニング事業は、広島県が地域全体で皆さんの健康を支えるための画期的な取り組みです。歯科医院、地域のかかりつけ医、そして広島大学病院が密接に連携することで、これまで見過ごされがちだった心房細動を早期に発見し、適切な治療へと迅速につなげます。これにより、脳梗塞や心不全、認知症といった重篤な病気の発症を一人でも多く防ぎ、皆様が健康で豊かな生活を長く送れるようサポートします。
ご自身の、そして大切なご家族の健康のために、この機会にぜひ心房細動スクリーニングをご検討ください。何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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