一般の方へ
虚血性心疾患地域連携クリニカルパス事業
血管病の再発予防！
お薬手帳活用！
LDLコレステロール70mg/dLを目指して
事業の背景と重要性
重要3疾病の一つである血管病に含まれる急性冠症候群は、急性発症して生命に関わる重篤な疾患群です。急性期の治療はもちろん重要ですが、その後の二次予防（再発予防）が特に重要であると広く認識されています。
急性冠症候群を発症された方を含む、血管病のハイリスク患者さんの場合、LDLコレステロール（悪玉コレステロール、以下LDL-C）の値を十分に下げること、特に70mg/dl未満を達成することが、血管病再発リスクの減少に直結することが明らかになっています。
広島県における現状の課題
～調査データより～
しかしながら、広島市で実施された約57,000人を対象にした調査によると、血管病のハイリスク患者さんのうち、LDL-C 70mg/dl未満の達成率はわずか8.4%であったことが判明しています。
※広島市・株式会社データホライゾン・ノバルティスファーマ株式会社による共同事業調査結果（2024年1月）より
本事業の目的と基本的な取り組み
この課題に対し、広島県全体での血管病に対する予防啓発の新たな取り組みとして、広島県地域保健対策協議会および広島大学病院 脳卒中・心臓病等総合支援センターから、血管病のハイリスク患者さんのLDL-C管理を目的とした連携パスの導入が提案されました。
本事業では、二次予防で最も大切なLDL-C管理の一点に絞り、広島県内で共通したツールを使用し、血管病のハイリスク患者さんの予後のさらなる改善に挑みます。
「お薬手帳」シールを活用した連携の詳細
具体的な方法として、現在の診療において広く普及している「お薬手帳」に以下の専用シールを貼付します。これにより、LDL-Cの推移を患者さんご自身と、かかりつけ医、薬剤師など様々な立場の医療者で共有し、一丸となってLDL-C 70mg/dl未満の達成を目指します。
参加医療機関ネットワーク
広島大学病院
県立広島病院
地方独立行政法人 広島市立病院機構
広島市立広島市民病院
地方独立行政法人広島市立病院機構
広島市立安佐市民病院
福山市民病院
独立行政法人国立病院機構
呉医療センター
医療法人 あかね会
土谷総合病院
広島赤十字・原爆病院
国家公務員共済組合連合会
呉共済病院
独立行政法人労働者健康安全機構
中国労災病院
広島県厚生農業協動組合連合会
尾道総合病院
市立三次中央病院
広島県厚生農業協同組合連合会
廣島総合病院
マツダ株式会社
マツダ病院
独立行政法人国立病院機構
東広島医療センター
医療法人財団竹政会
福山循環器病院
総合病院庄原赤十字病院
関連資料・シールについて
事業ポスター
資料ダウンロード
シール入手・印刷方法＜医療者向け＞
① 実シールの発注
- かかりつけ医とPC病院は
広島県地域保健対策協議会事務局
(TEL: 082-568-1511) - かかりつけ薬剤師は
広島県薬剤師会事務局
(TEL: 082-262-8931)
にお問合せください。
② データ印刷
【A4用紙・A4シール台紙用 ダウンロード(PDF)】※カットしてお使い下さい
LDL-C記載可能シール.pdf(PDFファイル：167.35KB) 4枚分
啓発シール.pdf(PDFファイル：50.17KB) 18枚分
【エーワン/ラベル屋さん使用 ダウンロード(JPG)】※「ラベル屋さん」を使用して印刷する方法です。専用のラベルシートが必要です。
LDL-C実測値記載シール.jpg(JPGファイル：162.33KB)
啓発シール.jpg(JPGファイル：44.29KB)
シール印刷マニュアル.pdf(PDFファイル：878.93KB)
ラベルシート品番：
- LDL‐C記載可能シール ⇒ 品番：28447
- 啓発シール ⇒ 品番：72218
お急ぎの場合は、印刷し、糊などでの貼付をお願いいたします。
ご不明な点等ございましたら下記までお問合せください：
広島大学病院脳卒中・心臓病等総合支援センター
TEL: 082-257-5555
Email: scd-center@hiroshima-u.ac.jp