入院・検査
入院・検査
【血液検査】
空腹時採血について
血液検査は通常、空腹時に採血が行われます。「空腹時採血」と指示されている場合は、一般的に「検査前日の夕食後、12時間以上絶食した状態」が推奨されます。理由は主に2つあります。1つは検査により、食事の影響を受ける項目があります。もう1つは、基準値は一般的に空腹時の採血結果に基づいています。ただし、食事が影響を及ぼさない検査項目もありますので、食事をするかどうかは主治医に相談してください。
【ふらつきが残る検査と注意点】
経食道心エコー検査について
経食道心エコー検査
超音波プローブ(胃カメラ検査で用いるような医療器具)を口から挿入し、食道から心臓を観察する検査です。検査中には喉に局所麻酔を使用するほか、鎮静剤を使用するため、検査後にふらつきなどの症状が残ることがあります。以下の点に注意してください。
[検査前]
- 検査の 4 時間前から、絶飲・絶食をお願いします。
- 局所麻酔薬にアレルギーがある方はお知らせください。
- 服薬は医師の指示に従ってください。
[検査後]
- 鎮静剤を使用するため、検査当日は車・バイク・自転車の運転はできません。公共交通機関をご利用ください。
- 喉の麻酔が切れるまで(検査後約 1 時間)飲食を控えてください。
- 麻酔の効果が持続するため、検査当日の飲酒は避けてください。
一般的な注意点
上記の経食道心エコー以外にも、鎮静剤や造影剤を使用する検査、平衡感覚を調べる検査、長時間同じ姿勢を保つ検査(MRIなど)の後には、ふらつきやめまいが残ることがあります。
- 検査後は十分に安静にし、ふらつきがなくなるまで無理に動かないでください。
- 車の運転や危険な作業は、医師の許可があるまで控えてください。
- 帰宅後も症状が続く場合は、病院に連絡してください。
【自宅で行う簡易 PSG の注意点】
簡易 PSG 検査の概要と注意点
Q.簡易 PSG(睡眠ポリグラフ)検査を自宅で行う際の注意点を教えてください。
簡易 PSG 検査は、主に睡眠時無呼吸症候群の初期診断やスクリーニングに使用されます。
注意点は以下の通りです。
- 検査当日、生理検査室にて機器の装着説明を行います。
- 機器は就寝準備を整えた後、ご自身で装着していただきます。
- マニキュアやジェルネイル等は、検査データに影響を与える可能性があるため、検査前に必ず外してください。
- 普段服用されている睡眠薬や安定剤などの服薬に制限はありません。
- 検査翌日に機器の返却をお願いします。
装着と検査中のポイント
- 説明書に従い、センサー類(鼻カニューラ、指先センサーなど)を正しく装着してください。外れやすい場合はテープで補強することも検討しましょう。
- 就寝中にトイレなどで起きる際は、コード類に注意し、可能ならセンサーを外さずに移動してください。
- 機器が外れたりアラームが鳴ったりした場合、無理に直さず翌日報告してください。
- 機器は精密機械ですので、丁寧に扱ってください。
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